‘Tomorrow’s Funeral: Green Burials in Japan’ (text & photography by Shiho Kito for Yahoo! Japan Featured News)
ヤフーニュース特集 「海に撒いて、あなたは自由になって」(文・写真:鬼頭志帆)が公開されました
それは、父の何気ないひとことから
「父さんの骨は、川に流してくれればいいから。」
もの静かで博識だった私の父は、よくそう言って、家の近くを流れる川を見ていました。
ある日、「お父さんたいへん。調べてみたら、河川には散骨できないんだって!」と私が伝えると、その時も父は静かに、ちょっと困ったような表情を浮かべて、川を見ていたのを覚えています。
今にして思えば、できる、できないというのが問題なのではなく、父にとっては希望としてきちんと伝えておきたい、大切な事柄だったのでしょう。
私の父は、2019年の梅雨の季節に急逝しました。急な別れに戸惑いながらも、父の希望をどうやったら叶えてあげられるんだろう?ということがわからないまま。まずは、散骨についてもっと知りたい。そう思って始めたリサーチが、今回の散骨、自然葬をテーマにしたヤフーニュース特集の記事になりました。
散骨、樹木葬、自然葬を選んだ人たちの話を聞いて
身近な人を送るという経験は、残された人たちにとって、とても大きな、そしてかけがえのない経験だと思います。亡くなった人と自分との関係が、永遠に失われてしまうことの痛み。いまそばにいてくれる人たちとの時間を、より大切に思えるという気づき。私自身も多くのことを学びました。
今回の記事の取材では、身近な人を送る経験をした方々に、多くのお話を聞かせていただきました。あらためて、取材にご協力くださったみなさま、そしてヤフーニュース編集部の方々に、感謝を申し上げます。