Emonogatari

 

Emonogatari: This is Our Story

Emonogatari (‘picture stories’ in Japanese) is a collaborative visual art project with narratives rewritten from old photographs, letters and audio & video interviews related to WWII (1939-45). By exploring witnesses’ voices and their old family albums, each story was excavated through interviews with the aid of young collaborators, who ultimately had their age old family memories revived as their own stories, which became woven into a landscape becoming a newly revised visual history.

Photographs, old photographs, texts, letters, maps, audio & video interview
2014 onwards, India & Japan

プロジェクト絵物語り

第二次世界大戦にまつわる個人の記憶や家族の物語を集め、語り直してもらう歴史とビジュアルアートのプロジェクト。制作過程では若い世代に参加してもらい、祖父母などの世代にインタビューをすることで話を聴く。集められた写真や物語を「いま私たちの中にある話」として、若い世代に自分たちの言葉で語り直してもらう。個人の物語がゆるやかにつながることで、織りなす歴史の風景を探る。

Prologue:

Kisaku Onoda, my grand-uncle, went missing in action during his service for the Japanese Imperial Army. No one knew what had happened to him except for Takeshi, my grandfather who claimed to have seen Kisaku, his elder brother coming to see him to tell of his own death. This project evolved from this story which remained unexplored until my grandfather’s death at 89 in 2014.

This project was conceived in Japan and made in India during my whole-year fellowship from Agency of Cultural Affairs, Government of Japan at National Institute of Design in 2014-15.

写真作品「プロジェクト絵物語り」のあゆみ

2012年4月、私は当時住んでいた英国から6年ぶりに日本に帰国する。母方の祖父・小野田武の顔を見て「おじいちゃん、歳をとったなぁ」と思ったのもつかの間、祖父の若かりし頃の話を一つも知らないことに気がつく。外国に暮らして日本の外にある景色ばかり見ていたが、すぐ足下に「失われようとしている物語」があることに、強く心を惹かれる。その祖父の兄であり、太平洋戦争に徴兵され未だ帰ってこない大叔父の小野田喜作(当時21歳)について興味をもち、祖父から少しずつ聴き取りを始める。

2014年1月より、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として、赴任先のインド西部グジャラート州インド国立デザイン大学へ。予定していた東部のフィールド調査予定地域とは真逆の地域で、飛行機で3回乗り継ぎ片道24時間かかることが判明。同年9月から10月にかけて、フィールド調査と撮影のためにインド東北部ナガランド州コヒマへ出張。「忘れられた戦争」といわれるナガランド州・マニプール州での日本軍による「インパール作戦」について、地元の人々から物語を採集。またインパール作戦中に日本軍に帯同したインド国民軍 (INA) の指揮官スバース・チャンドラー・ボースについてのリサーチと現地フィールドワーク・撮影のためにインド東部カルカッタ、東北部マニプール州インパールへ出張。現地の写真家や郷土史家と交流を深め、第二次世界大戦インパールキャンペーン財団と共同でフィールド調査を行った。

当プロジェクトでは一貫して周りにいる「戦争を知らない」若い孫・ひ孫世代にコラボレーター(恊働者)として参加してもらい、戦争の体験者である自らの祖父母や家族へインタビューを行った。聞き取った物語を、コラボレーターたちに改めて「彼ら自身に起こった出来事」として語り直してもらう。上の世代から手渡された古い家族写真や手紙とともに忘れられてゆく物語を掘り起こし、「戦争の時代」という遠い景色にピントを合わせた。

それぞれの語り直された物語を12冊の小冊子に収録。写真作品とともに2015年にインドと横浜で、2018年に京都で展示した。現在は同プロジェクト第二章として展開中。

 

I am much grateful to all the collaborators, contributors, coordinators, as well as following institutes and funds which supported the project: The Agency for Cultural Affairs, The Government of Japan, The Japan Foundation, Nomura Foundation, National Institute of Design India (NID), & 2nd World War Imphal Campaign Foundation.

The project has been executed in Japan & India since 2012, which consists of photographs, old photographs, texts, letters, maps, audio, video & self-published books.

If you would have a family story or old photographs which are related to the WWII to tell, please feel very free to add your story to this project. shiho[at]shihokito.com (Please replace [at] to @)
このプロジェクトへご協力頂いたみなさま、またご支援頂いた以下の団体と基金の関係者の方々に改めて深謝申し上げます。
文化庁 | 国際交流基金 | 公益財団法人野村財団 | インド国立デザイン大学 (NID) | 第二次世界大戦インパールキャンペーン財団

このプロジェクトは2012年より日本とインドにて制作され、写真、古い写真、文章、手紙、地図、音声、動画、自費出版の本により構成されています。

戦争にまつわる家族の物語や古い写真をお持ちの方、ぜひ下記メールアドレスまでご連絡ください。shiho[at]shihokito.com ([at]を@に置き直してください)